しおこしょう

ジャニーズについて残しておきたいこと

感想①

なにがなんだか…

どう書き始めていいやらまったく分からなかったので、4月にえびの代々木に行った時のことから書いてもいいですか…。

確か29日のMCで、僕たち日生やります!僕たちのプロデュース公演!ヤッター!塚田の脚本薄い浅い!って騒いでたんですよね。クリエでもそういった公演をやっていたことは知識としてあったので、またそういう、自由に動き回るえびちゃんが見れるんだと思っていました。なんとなくですが、今まで色々なステージで活躍している彼らが、土台があるものに華を添えるのではなく、自分たちの手で自分たちを演出して一から作っていくってなんか凄いなって。文字として残しておきたい割に良い言葉が思いつかないんですけど。ジュニアの頃もそういう機会を与えてはもらってるけど、デビューしてからだとやれることってぐんと増えると思うし、あの頃のことは私は知らないけどきっと感慨深いものになるんだろうなって思ってて、ああ私も仲間に入れてもらえるのかなぁって勝手に想像してました。

だから、ジャニーズ伝説って聞いた時、えーーーーーーー!!!!?なんか聞いてたのと違うーーーーーーーー!!!!?っていうのが一番の感想でした。普通に、しゅんとしちゃった笑。世間の反応とはずれてるのかな?と思いながらも、いやだって私プロデュース公演見たかったし…っていう我儘な気持ちがすごくあったんです。

 

でも制作発表の「10月どーーーん!」で割とそこら辺はどうでもよくなりました。

 

はじめの塚田くん

7日が私の初日でした。仕事だったので少し遅れて劇場に入ったのですが、瞬間、舞台独特の漂う緊張感と塚田くん的に言うとライブ感をビシビシ感じて、席について歌を聞いたら、なんか……よく分からないけどぽろぽろ涙出てきて、ほんとに、よく分からなかったです。

 塚田くんがかっこよかったんですよね。もう最初の涙の理由はコレだ!ってことだけはよく分かってます!動く塚田くんがすごくかっこよかった。テレビで見てるのとは違うなぁ。指先まで通る神経とか、その先を見る目線とか、最後まで正面を見るターンとか、人一倍足を開く立ち方、胸を張った姿勢、そういうものをテレビではあー好きだなぁって何回も繰り返し見てたりしたんですけど、それが今まさに目の前にあって、しかももう巻戻しボタンが使えない、10秒戻しとか、一時停止とかコマ送りとかさぁ…

舞台に生きる人だったんだなぁって感じました。第一印象です。今は、テレビでもよく見かけるようになって、これからもっとそういう機会が増えていくだろう。でも、やっぱりこの人はお客さんがバーッと前に広がっているステージで、今この瞬間を全力で生きてそのパワーを見せつける、そのパワーを見てる人にも一緒に舞台に立ってる人にも与えることが出来る、そういう人なんだなぁって思いました。コマ送りとかする必要がないんですよね、使えないと嘆きながらもする必要ないんです。コンマ1秒でも塚田くんは全瞬間にエネルギーを注いでた、止める隙すら与えない、そんな気がしました。

 

 ついったーのログをあさってみたのですが、初日の感想は公演のネタバレ以外には「生きてます」「塚田くんがかっこいい」の2つぐらいしか呟いてなかったです。いっぱいいっぱいってこういうことなんですね!

 

1幕ジャニーズ伝説について

 初見が構えるというよりはこう、どうしようえびが目の前にいるー!って感じで見てたのでこんな感想になってしまったんだけど、まぁ…。「俺たちの手で…ジャニーズを終わらせよう」は一人ローレライの解放へ向かう赤髪を思い出します。悲しい…

あくまでも、「実話」に基づいた作品なので、とやかく言う必要はないのかなと思う1幕。ただ、あおいさんも飯野さんも中谷さんも健在の中、一人真家さんはお亡くなりになってるんですよね。そういった意味でも、塚田くんはよりいっそう、自由に、けれど悩みながら、やったのではないのかなぁと想像してみたりはしました。

調べてみると真家さんは、ジャニーズのリーダーだったそうです。塚田くんがリーダー!?思い出のボールの管理を任されていたことから気付くべきだったのかも!

 

  • ようせい(みずき)のお父さんがお母さんの病気を診てくれることになった時から、塚田くんはようせいの為に何かが出来れば、ということがジャニーズの夢と置き換えられてたのかなと思いました。人一倍ようせいに拘る塚田くん。
  • 例えば、アメリカに行こう!ってなった時も、河合くんは「俺たち誰も歩いたことのない道を行くべきなんじゃないかって!」と、ようせいの言葉に新たな道を教えてもらった輝きみたいなのが見えたんですけど、塚田くんは「お前の夢、必ず現実にしてみせるからな」が根本なんですよね、どうしても。
  • 日本で待ってるのはようせいだけじゃない!と河合くんが言った時も、なんだか納得がいかない様子だったし、私には最後のあがき(もう一度アメリカに行こうよ!)が、まだようせいに何もしてあげられてないじゃないか!っていう意味に見えました。
  • Never my loveを初めて歌うとき、歌いだした橋本くんを河合くんと五関さんは「あ、こいつ歌いやがった!」って嬉しそうな目で見つめるのに対して、塚田くんは楽譜から目を離さない。楽譜で歌を追いながら、嬉しそうに笑って、「これ、いい曲ですね!」っていうのは塚田くんだった気がします。
  • だから、「俺たちこの曲がなくなったらどうなるんだよ!」でラジオを叩く時、なんだか一つの線として繋がったような気がします。この楽曲を、自分を助けてくれた子供に届けたい、喜んでもらいたい、これなら絶対に笑顔を見せてもらえる、そういったことがまず一番に頭の中にある「塚田くんの真家さん」だったんだなぁと、勝手にですが感じ取りました。河合くんが日本で待つファンと道を切り開いていく俺たち、を前提としてるのに対して、塚田くんの対象が若干固定されがちな感情って面白いなって。
  • 「俺たち、幸せすぎたのかな」レコードをぎゅっと抱きしめながら下を向く塚田くん。塚田くんは、いつもレコードを宝物のように扱っていました。レコードを聴かせる時も、愛おしそうに蓄音機…っていうのかな、違うかな、まぁあれを見つめたり。皆が、アメリカでしかもうあれを越えられるものが出来ない、日本でこれ以上のショーを見せられるのか?ということを論点に置いてるのに対して、やっぱり塚田くんからはショービジネスへの執着というより「ようせいに聴かせてあげたかったNevermylove」への執着の方が感じるんですよね。ああこれで世界でも活躍するジャニーズを夢見ていた少年の夢も終わってしまう、そんなのやだ。っていう。
  • 補足すると、「幸せすぎた」のは「良い作曲家や良い音楽にも出会えた」からではもちろんあるんだろうけど、どうしてもようせいくんとの関係が私には切り離せなかったんです。そういう意固地なところ直したいです。 

 

 これはあくまで私が観劇中に感じたものなのであまり深く考えないで欲しいんですけど、こうやって色々考えながら観劇するのはとっても楽しかったです。

それから、1幕で塚田くんが感情をむき出しにしたような演技をするのがすごくびっくりで。余り過去のDVDも特に舞台系は見たことがなかったので、ますますびっくりだった。塚ちゃんは考えながら演技しちゃダメ!って誰かに言われてたけど(悪い意味では無いと思う)、なーんだこの人すごく真面目に演技できるんじゃん好きになるわ…って結構心えぐられました。むつかしい。塚田くんって、こんな顔もするんだこんな声も出すんだ!って、そういう驚きと感動でした。毎回、すごくすごく好きになる瞬間だった。

 

長くなったので一回終わりにします!